“一戸建ての理想の新居“を実現するにあたり、私が検討した経験をまとめていきたいと思います。
今回はエネルギーの自給自足として、なくてはならい太陽光発電システムについて解説していきます。
どうやって電気を作っているのか
まずは、太陽光発電について簡単に解説していきます。
太陽電池は、二つの半導体で構成されています。太陽の光が当たるとマイナス性質を持つものはマイナスだけで多く集まり、プラスの性質を持つものも同様に集まっていきます。それらが、マイナス側からプラス側に“電子が流れる”ことによって電気を作り出します。
電池と表現していますが、厳密には電気を作り出す仕組みとなります。
ソーラーパネルだけでは、家庭内に使用できる電気となりません。なぜなら、作り出した電気は直流だからです。パワーコンディショナーと呼ばれる機器(通称:パワコン)を用いて、交流へと変換する事で使用できるようになります。
家庭内の機器で、写真のようなアダプターを見た事があると思います。逆のパターンで交流から直流に変換して動かす必要がある為、機器によってこのような物を用いています。
ざっくり言えば、パワコンはこういったアダプターの親玉と思ってもらえればいいかと思います。
- 太陽電池の仕組みを用いたソーラーパネル
- 家庭内で使える電気にに変換するパワコン
これらを合わせて、太陽光発電システムと呼んでいます。
どのような家庭に向いてるのか
住宅インフラとして、電気の他に水やガス・通信がありますが、ご存知の通りガスは電気で代用する事が可能です。
それにより、オール電化が実現する事ができます。太陽発光電システムにより電気を作り出して、消費するというサイクルになります。そこで、ガスに対するメリットとデメリットを列記しいきます。
ガスの特徴
⭕️メリット
- お湯がすぐ出る
- ガス火調理が可能
❌デメリット
- 光熱費がかかる
- 夏場の調理が暑い
- コンロのお手入れが手間
電気への代替
次に、ガスの代替手段として挙げられるのがエコキュートとIHクッキングヒータとなります。
- エコキュート
ガスのようにすぐにお湯を沸かせない為、タンクに溜めておいて使用するかたちとなります。電気料金の安い夜間にお湯を溜めて、日中に使う運用方法の為経済的です。
- IHクッキンヒーター
ガス火のように、すぐに満遍なく熱が浸透しない為多少時間が必要になります。
ですが、中華鍋を振り回すような本格的なチャーハンを作らないといけないのではれば、IHは不向きですがそういったこと中々ないでしょう。熱の伝導率はガスより良いので、使い勝手面さえ慣れればの問題ありません。直火でないので暑さも軽減されます。
IHの対応する調理器具も非常に多くなってきました。お手入れもフルフラットな為、楽にできます。
基本的には、どの家庭でもガスの代替としてエコキュートとIHクッキングヒーターは、充分に活用ができるでしょう。
ここまでで、一度必要な機器をまとめてみたいと思います。
- ソーラーパネル
- パワコン
- エコキュート
- IHクッキングヒーター
これらにより、太陽光発電システムを用いたオール電化の住居が実現できるかと思います。
いつ買うか
新築の注文住宅であれば、間取りを考慮しながら検討もしやすいのでスムーズでしょう。
しかし、新築でなくてもリフォームでの切り替えは十分に検討の価値はあります。初期投資は大きくなりますが、エネルギー高騰のこのご時世ランニングコストもしっかりと見積もる必要があるかと思います。
また、賢く買う為には補助金の利用も欠かせません。カーボンニュートラルに向けた事業として経済産業省・環境省・国土交通省の合同な大規模なキャンペーンである国の補助金のほか、地方字自体によっては独自の補助金があり重複も認められています。
販売店を通じ、申請のフォローもして頂けると思うので漏れなく進めていきましょう。
どこで買うのか
一番気になるところで、私自身も一番手間を掛けたところです。結論から申し上げますと、コストを下げたければ足で稼ぐ他なりません。3つのポイントで整理していきます。
- 3店舗以上相見積もりを取る
- 知識を蓄える
- ショッピングモールでの販売では買わない
それぞれを順番に解説していきます。
3店舗以上相見積もりを取る
単純に値段の比較もそうですが、営業マンの見極めが最も大事になります。
大規模なシステムの導入は、店舗で料金を払ってはいおしまいではありません。太陽光発電において、太陽の位置や季節による角度、影の位置などなど住宅周辺の状況で千差万別となります。そのあたりの対応でが不安であると、その後の施工や職人さんとのやり取りをも尾を引きます。使用後のトラブル時のアフターフォローにも影響します。
住宅へのシステム導入は、生活の質に直結しますので信頼できる営業マンを見つける事が何よりが大事です。
知識を蓄える
営業マンは、無知識に対しては自分のペースで話せるのでやりやすいです。もし都合が悪い部分があればごまかせますからね。
相見積もりをとる際に、同じような説明を受けると思うので自然と知識は高まると思います。同じ質問をそれぞれの営業マンにすることで、質の見極めにも活用できます。
ショッピングモールでは買わない
昔は訪問販売で、田舎の高齢者にエコを売りに販売していた例もありました。そのような業者が、人が集まるところで待ち構えている方法に変えてきています。
大きなモールにいるのだから、なんだか安心なのでは?と思いがちですが、トラブルが多発しています。検討候補の1つにあげる必要もなくスルーでOKです。
それよりも、同じモールの電気屋さんに相談したほうが有益でしょう。
まとめ
大きな買い物であることは事実ですので、勢いのみで進めるのはリスクがあることを十分理解しながら検討することをオススメします。
まずは、話ができる電気屋さんの店員や生活スタイルの近い友人や先輩の実体験を聞くなどから始めると良いと思います。
私の経験値として皆さんが少しでも役立てば嬉しい限りです。
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