一戸建ての憧れウッドデッキ。頼むと高いので「自分でやってみたい」と思う方も多いと思います。そこで、「費用がどのくらいかかるのか」「作業は大変じゃないのか」など、不安を感じている方に向けて実体験をもとにまとめてみました。初心者でも簡単にウッドデッキを作れるアルミフレーム組立キット「シルフ」 を活用し、費用やDIYにかかる日数、組み立て手順など詳しく解説します。
ウッドデッキDIYの費用は?
ウッドデッキの費用は、素材・サイズ・施工方法によって大きく変わります。一般的に、業者に依頼すると30万〜100万円ほどかかります。我が家を建てるときは、掃き出し窓2カ所分を繋げ、およそ6mの見積もりで50万円ほど、とハウスメーカーからの回答でした。
実際に、私がDIYで作成したウッドデッキ の費用は、298,012円でした。
【 ネットで購入したもの 】
アルミフレームの組立キット「シルフ」を活用。
根太セット | 69,465円 |
根太受けダブル | 1,716 円 |
束セット | 63,855円 |
クリップセット | 10,980円 |
人工木床板 | 53,394円 |
幕板コネクタ | 8,778円 |
幕板レール | 10,164円 |
幕板 | 18,900円 |
机用追加部材 | 20,250円 |
送料 | 18,128円 |
【 ホームセンターで購入したもの 】
ブロック | 20,610円 |
インスタントセメント | 1,772円 |
※一部値上がりしている商品もある為、35万円程度になっている可能性はあります。
「シルフ」アルミフレームの組立キットを使った理由:初心者向け
- 木材基礎はコストは下がるが腐食が心配
- 寸法パターンが選べて好みに選択が可能
- 初心者で失敗したくない為キットが安心
やはり、私自身もウッドデッキが初めての試みであったので、とても心配でした。初心者に優しいキット化と、公式サイトの丁寧な解説が非常に心強かったです。

DIYにかかる日数は?
ウッドデッキDIYにかかる日数は、設置する広さや作業スキル によって異なりますが、 2日あれば完成させることが可能です。
私の場合、中々時間が取れず毎週末に半日ずつ作業しました。写真や資料を残しながらでしたので、時間がかかりましたが、およそ1ヶ月ほどで完了しました。
- 事前準備をしていれば2日程度で完成
- 少しずつ作るのを楽しむのも良い
- 大型連休などで一気に仕上げるのも手
DIYするのは大変じゃない?
「DIYは難しそう…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、「シルフ」なら組み立てキット形式なので、必要なパーツが揃っていて、決まった手順で簡単に組み立てられます。工具に関しては、メジャーや水準器は100均で、電動ドライバーなどはホームセンターといった具合に一般的なものなので簡単に揃えることが可能です。
自分好みのオリジナル要素をプラスできるのが「DIYの醍醐味」
一部、カスタマイズをする際に卓上用の丸ノコギリがあれば、ラクに加工ができます。こういったオリジナルに仕上げるのがDIYの醍醐味ですね。




【 カスタマイズ例 】
ウッドデッキから机に変形!使わない時はフラットに。




- 組立キットなので手順通りやればOK
- 工具準備は100均・ホームセンターで
- カスタマイズできるのがDIYの醍醐味
ウッドデッキは劣化する?
通常の木材のウッドデッキは、雨や紫外線の影響を受けて劣化しやすいです。木材選びや塗料での加工が一般的です。基礎に関して、アルミフレームであれば劣化はほぼなく、表面の木材も人工木を活用すれば腐食に強い為、長持ちします。天然木が5〜10年に対し、人工木は20年以上ともいわれています。
- 基礎や床板の木材は劣化対策がいる
- 木材選びや塗装加工は初心者は難しい
- アルミフレーム+人工木が簡単長持ち
メンテナンスは必要?
設置から3年間になりますが、これといって何もしていません。雨の日が続くとカビの様な汚れができることがあり、その時はデッキブラシで擦るだけでキレイになります。




- ほぼ必要なし!気になる汚れはブラシの水洗いでOK!
どのくらいのサイズが良い?
ウッドデッキのサイズを決める際は、動線を意識することが重要です。
- 庭への出入りはしやすいか
- テーブルや椅子を置いて余裕があるか
- 子供が走り回れる広さはあるか
など、実際の使い方をシミュレーションしながら決めましょう。




我が家では、ウッドデッキの向かい側に家庭菜園用の畑を設置しています。このスペースを確保しつつ、人がすれ違えるスペースから逆算してサイズを決めました。


こちらの仕上がりサイズ「2700x1506mm」を2つ使って、設置しました。少し加工して、幅を狭めていますが、子供が十分動き回れるサイズです。
人目が気になる場合は?
庭にウッドデッキを設置する際、周囲からの視線が気になることもあります。目隠しを作る方法としては、
- フェンスやパネルを設置する
- 植栽を活用したナチュラルな目隠し
- シェードやタープを設置する
この中で、コストを最小限に抑えてすぐ実施できるものとしてオススメなのが「シェード」の設置です。




- シェードなら結ぶだけですぐ設置可能
- 暑い日でも日除けになる
- 雨風を防ぎウッドデッキが汚れづらい
タカショーのクールシェードを使っていますが、3年使っても破れることなく丈夫で長持ちするのでオススメです。
どうやって作る?「基本の流れ」
【 各部位の名称 】




- 束石を寸法通り配置
- 束石の下に圧をかける
- 束石の角度調整する
- セメントにて固定
- 束柱の設置
- 根太の角度調整
- 根太の組み立て
- 床板の固定
- 幕板の固定
束石の調整や、根太の調整は後戻りすると非常に手間がかかります。一つずつ丁寧にやっていくことで、最終的にスムーズに進みます。
事前にデメリットも把握しよう
ウッドデッキはメリットが多い反面、デメリットもあります。それらを事前に理解しておきましょう。
- 夏は暑く冬は寒く、使う時期が限定的
- 庭のスペースを占有し、庭が狭くなる
- DIYに時間や労力を要する
- 音や臭いなど、近所トラブルへの配慮
- そもそも本当に使うかどうか
庭が狭くなっても有効活用「ウッドデッキ下を収納スペースに」
ウッドデッキで庭が狭くなりがちですが、床板の下を活用して収納スペースとしてカスタマイズすることも可能です。
【 カスタマイズ例 】
幕板の下側にヒンジ金具を取り付けて、可動式にすることで束石の隙間が収納スペースとして活用できます。また、いざとうい時のメンテナンス用としても重宝します。




ヒンジ金具として幕板を固定した部品は、以下となります。
【まとめ】アルミフレーム組立キットシルフでウッドデッキDIY
- ウッドデッキDIYには30万円程度必要
- アルミ基礎シルフなら初心者も安心
- サイズ感や動線をシミュレーション
- 年中使えないなどデメリットも把握
- DIYの醍醐味自分好みのカスタマイズ
ウッドデッキDIYは、「シルフ」を活用すれば初心者でも簡単に挑戦できます。事前準備や構想時間に手間取るかもしれませんが、そういった時間もDIYの楽しさです。ぜひ自分だけの素敵なウッドデッキを作って、快適なアウトドア空間を楽しんでみてください。
また、100均工具でできる人工芝の設置手順も解説しています。合わせてご覧ください!
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