前回までで雨水タンクの設置が完了し、運用できる状態となりました。そのままでも問題なく使えますが、排水が悪いと水たまりになってしまいます。
使用頻度が上がれば、こういった使い勝手も気になるところなのでフォローしていきたいと思います。
概略
目的 | 使い勝手向上の為に排水をスムーズにする |
費用 | 約1,200円 |
作業時間 | 2時間程度 |
難易度 | ★★★☆☆ |
準備物
- ソフトブレードホース
- ソーサー(受け皿)
- TSエルボ
- DV異形チーズ
- たて継手
- ビニールテープ
全て、ホムセンで購入可能なものとなります。雨どいパイプのサイズに合わせて配管部品を購入しましょう。
※排水用途である「VU管 呼び径50」を使用しています。
手順1 ホース部組立
①たて継手と異形チーズのサイズを合わせる為に、ビニールテープを巻いて嵩増し調整していきます。
②接続後に、繋ぎ目も同様にビニールテープで補強していきます。
③ブレードホースを異形チーズを合体。少しだけ出る程度にします。
④先ほどと同様に、継ぎ目を補強します。
手順2 受け皿部組立
①受け皿にホールソーにて、穴をあけます。
②エルボも先端5mm程度残しカットします。
③穴サイズに微調整が必要な場合は、コの字のモールなどで調整します。
④異物落下や虫対策として、100均の網目をカットしフタとします。
手順3 ホース部取付
①取付位置の寸法基準をマーキングします。
②ノコギリにて雨どいパイプをカットします。
※電動であれば、ラクにカットできます。
③組み立てたホース部を接続します。
④上下の遊びがないように、取り付けます。
手順4 受け皿部取付
①受け皿部を取り付けます。
※ホース部の接続が、低い位置にできない場合は受け皿部に台座を設けることで高さ調整を行います。
②受け皿部でスムーズに排水することを確認し、手洗い用の鉢をセットしたら完了です。
注意点
雨どいパイプの経路は、雨水排水へと繋がっています。
地中に埋まっている配管は勾配の角度が計算されている為、そちらのパイプを施工すると、市への届出が必要となりますので、注意です。
地中の方に繋ぐ方が勾配がつけやすいですが、雨どいパイプの施工のみで実施を行いましょう。
※写真では白色が雨どいパイプ、灰色が配管です。
オススメ工具
今回、雨どいパイプをカットするのが一番手間が掛かる作業でした。雨どいパイプの下部分は、スペースもなく角度も取りづらい為手動でカットするのはなかなか困難です。ですので、電動ノコギリを活用をオススメします。
※上記は、RYOBIスーパーマルチツールです。
カートリッジの付替式で、電動ヤスリなどのラインナップもあり便利です。
まとめ
雨水タンク設置時の集水器は切りやすい位置でしたが、雨どいパイプのカットには注意が必要です。また、地面を掘り返しての配管の施工は市への届け出が必要になりますので、触らないようにしましょう。
今回で、設置から運用面まで雨水タンクの設置に関しては区切りとなります。
雨水タンクは、エコなだけでなく使い勝手が良いので、非常にオススメな設備です。
その反面、設置に関しての情報が少ないので今回まとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。ご覧頂き、ありがとうございました。
雨水タンクを活用した、車の洗車の記事も投稿していますのでよろしければ見て下さいね!
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