簡単設置!雨水タンク【#04】

雨水を利用してあふれ出ずにスムーズに排水が行えている スマートホーム
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前回までで雨水タンクの設置が完了し、運用できる状態となりました。そのままでも問題なく使えますが、排水が悪いと水たまりになってしまいます。

簡単設置!雨水タンク【#03】
人工木を活用し、見た目も機能も兼ね備えた雨水タンクのスタンドの作成を紹介しています。既存の散水栓と雨水を兼用できる様に工夫し、高さやスペースを考慮しました。また、雨水タンクのフィルターメンテナンスとして、清掃方法の紹介をしています。

使用頻度が上がれば、こういった使い勝手も気になるところなのでフォローしていきたいと思います。

概略

目的使い勝手向上の為に排水をスムーズにする
費用約1,200円
作業時間2時間程度
難易度★★★☆☆

準備物

  • ソフトブレードホース
  • ソーサー(受け皿)
  • TSエルボ
  • DV異形チーズ
  • たて継手
  • ビニールテープ
排水をスムーズに行う為の部材一式

全て、ホムセンで購入可能なものとなります。雨どいパイプのサイズに合わせて配管部品を購入しましょう。

※排水用途である「VU管 呼び径50」を使用しています。

手順1 ホース部組立

排水パーツ組み立て詳細

①たて継手と異形チーズのサイズを合わせる為に、ビニールテープを巻いて嵩増し調整していきます。

②接続後に、繋ぎ目も同様にビニールテープで補強していきます。

③ブレードホースを異形チーズを合体。少しだけ出る程度にします。

④先ほどと同様に、継ぎ目を補強します。

手順2 受け皿部組立

排水ボールの組み立て詳細

①受け皿にホールソーにて、穴をあけます。

②エルボも先端5mm程度残しカットします。

③穴サイズに微調整が必要な場合は、コの字のモールなどで調整します。

④異物落下や虫対策として、100均の網目をカットしフタとします。

手順3 ホース部取付

排水パーツを雨どいパイプへ取り付け詳細

①取付位置の寸法基準をマーキングします。

②ノコギリにて雨どいパイプをカットします。
電動であれば、ラクにカットできます。

③組み立てたホース部を接続します。

④上下の遊びがないように、取り付けます。

手順4 受け皿部取付

排水ボールを雨どいパイプへ取り付け詳細

①受け皿部を取り付けます。

※ホース部の接続が、低い位置にできない場合は受け皿部に台座を設けることで高さ調整を行います。

雨水タンクから使用した際のスムーズな排水のイメージ

②受け皿部でスムーズに排水することを確認し、手洗い用の鉢をセットしたら完了です。

注意点

地面の下の雨どいパイプを加工への注意イメージ

雨どいパイプの経路は、雨水排水へと繋がっています。

地中に埋まっている配管は勾配の角度が計算されている為、そちらのパイプを施工すると、市への届出が必要となりますので、注意です。

地中の方に繋ぐ方が勾配がつけやすいですが、雨どいパイプの施工のみで実施を行いましょう。

※写真では白色が雨どいパイプ、灰色が配管です。

オススメ工具

雨どいパイプの安全なカットの為のツール紹介

今回、雨どいパイプをカットするのが一番手間が掛かる作業でした。雨どいパイプの下部分は、スペースもなく角度も取りづらい為手動でカットするのはなかなか困難です。ですので、電動ノコギリを活用をオススメします。

※上記は、RYOBIスーパーマルチツールです。

カートリッジの付替式で、電動ヤスリなどのラインナップもあり便利です。

まとめ

雨水タンク設置時の集水器は切りやすい位置でしたが、雨どいパイプのカットには注意が必要です。また、地面を掘り返しての配管の施工は市への届け出が必要になりますので、触らないようにしましょう。

今回で、設置から運用面まで雨水タンクの設置に関しては区切りとなります。

雨水タンクの使用イメージ

雨水タンクは、エコなだけでなく使い勝手が良いので、非常にオススメな設備です。

その反面、設置に関しての情報が少ないので今回まとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。ご覧頂き、ありがとうございました。

雨水タンクを活用した、車の洗車の記事も投稿していますのでよろしければ見て下さいね!

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