オール電化の家庭なら必須アイテムとなっているエコキュート。ほぼメンテナンスフリーで扱えるものですが、全くメンテナンスが不要という訳ではありません。
また、知識がない事をいいことにそういったケアを装って買い替えを促す訪問業者もいる様です。今回は、そういった正しい知識と共に、メンテナンスの手順を紹介したいと思います。
メンテナンス不良で高額請求に…
- お湯が汚れる
- 電気代・水道だが余計に高くなる
- 故障の原因となる
判断の生活で変化の気づきができればいいですが、急に悪くなって時すでに遅し…の場合もあるので注意しましょう。
年2回でOK!簡単メンテナンス
- メンテナンスは1年に2回ほど
- 3項目の動作確認と、タンク清掃でOK
- 難しそうに見えるが、慣れれば簡単
一般的なエコキュートの寿命10〜15年といわれていますので、その期間まで使える様にしっかりとメンテナンスしていきましょう。
※今回は、三菱製のエコキュートの手順を紹介しています。
細かな手順については、型式やメーカーで異なりますので、取り扱い説明書や本機記載のラベル、ホームページなどで確認をしましょう。また、必ずわきあげをしていない状態で行って下さいね。
①損傷水漏れの外観チェック
まず、本体下部のカバーを取り外します。
ネジ式になっていますが、ローレットネジといって手でも緩めることが可能です。もし、サビなどで硬い場合はマイナスドライバーで緩めましょう。
配管に断熱や氷結防止のカバーがされてるので以下の確認を行います。
- 焚き揚げをした後は暑くなるので、手で触らず目で見て確認する
- カバーの劣化や水漏れを確認する
外観確認ができたら、そのままチェックを続けるのでカバーは外したままでOKです。
②漏電ブレーカー動作チェック
次に、漏電ブレーカーのチェックです。小窓を開けて、ボタンを押して確認します。
正常であれば自動で動作するものですが、誤作動でトラブルが発生しない様に確認します。
- テストボタンにて、ブレーカーがOFF(レバーが下に下がる状態)になる事
- ブレーカーをON(レバーを上に上げた状態)にした際、再起動の電子音がする事
漏電ブレーカーの確認が出来たら、そのままチェックを続けるので、ブレーカーはOFF(下げた状態)にしておきましょう。
③圧力の逃し弁チェック
次は、逃し弁のチェックです。
カバーをパカっと開けると、白色のレバーが出てきます。レバーの先を押すと、押した分だけ「ジョロジョロ」と水が流れる音がします。レバーを上げると、固定されてずっと水が流れます。
先程の、本体下部の配管部に水漏れがないか確認し、問題なければレバーを戻します。
逃し弁の機能
エコキュート内の水をお湯に炊き上げると、膨張して体積が大きくなります。その際、タンク自体が圧力でダメージが受けない様に弁を用いて逃します。普段は自動でそれらを行う機能が備わっているので、そのテストという訳です。
自分で簡単メンテナンスまとめ
- わきあげを行っていな時に実施
- 3つの動作チェックにて、トラブルがないか確認を行う
- 年2回程度の実施でOK
今回は、簡単な動作チェックについて解説を行いました。次回は、タンク内の清掃手順を解説していきたいと思います。エコキュートは生活に必須なインフラですので、しっかりとメンテナンスしていきましょう!合わせて、お風呂の洗浄もお忘れなく!
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